2010/08/08

関係性の罠


先日ふと思ったことがありました。

私にも一応人並み程度の悲しい出来事の経験があるのですが、それが原因で人と人との関係に対してとても悲観的な一面があるなぁと。

私は自称とっても繊細な・・・これは霊的に繊細なというよりも、精神的にナイーブな、といった方が正しいですが、そういうところがあったので(過去形?)、人並み程度の悲しい出来事を非常に重く受け止め、いつしか深い人間関係を避けるようになっていたようです。

私の言い訳としては、「もう何も失いたくない」という気持ちがあったからなわけですが、「失わない」最良の方法は、「手に入れないこと」だったわけですね。

なので、誰とも親密にならないし、そうこうしているうちに、自分が「もう何も手に入れない」と決めたことさえ忘れてしまっていました。
例によって(^^

ですが、最近「そういや、そんなこと決めたっけなぁ」と思い出しました。思い出したので、当然ヒーリングしたわけです。

ヒーリングしている途中も、それはそれは恐ろしかったものです。これをヒーリングしてしまったら、また失うことを体験するハメになるのではないかと・・・。

でも、それでも勇気を振り絞ってヒーリングしていると、それが単なる自分が創りだした幻想であるような気がしてきました。

つまり、こうです。

「失うことへの恐れ」を理由に、誰かとの関係をブチ切っていたのは自分の方であると。
思い返してみると、私とさらなる関係を深めていきたいと手を差し伸べてくれていた人たちはたくさんいたように思いますが、どうやら私はめんどくさかったようです。
そして、どうやら「親密になること」の方を恐れていたようです。
誰かと親密になり、自分のより深い部分を見つめることになったり、世界のもっと深い部分を理解することを潜在的に恐れていたのだと思いました。

「何かを失う」ということはもしかしたら本当に幻想なのかもしれません。
少なくとも人間関係においては?

続けたければ続けられる。

距離が離れていても。

相手が霊的なエネルギーに変わってしまったとしても。

もし相手に拒絶されたとしても。

自分の深い部分にある、根深い恐れを知ることは大事なことですね。


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