今回は、前回に引き続き、感じる力を復活させるレッスン📖です。
「感じる力」は、前回ご紹介したような、実際に体感覚として、割とはっきりじっくり感じるものの他に、瞬間的にパッ💥と感じるものもあります。
たとえば、どこかの場所に行ったり、何かの話を聞いたり、誰かを紹介されたりしたときに、瞬間的に「何か嫌な感じがする」とか「何かうれしい予感がする」なんてことは、誰しも少しは身に覚えがあるのではないでしょうか。
でも、一瞬感じた「嫌な感じ」「いい感じ」があったとしても、次の瞬間には「気のせいか」と流してしまったり、まだそれは良い方で、「一瞬感じたこと」に気づけない場合もあります。
この「一瞬」とは、本当に「一瞬」なんです。
だから、「気のせい」と思ったり、「無視」したりすることの方が容易です。
でも、感じる力を復活させるには、この「一瞬感じたこと」に意識を向けることが大事なのです。
では、この「一瞬感じたこと」とはどこからくるのでしょうか。
それは、いろいろあると思います。
たとえば、第一印象というものは、相手を目で見たその瞬間の、髪型やファッション、立ち姿、身だしなみ、色の組み合わせ、目線等々、視覚的な事柄を一瞬で判断し、感じるものとも言われます。
もちろん、それもあると思います。
スーパー・サヴァンと呼ばれる人たちの中には、木をパッと見ただけでその木についている葉が何枚だったかわかる人もいると言います。
つまり、私たち人間の中には、誰しもそのような瞬時にして細部まで認識する能力が内在しているとも考えられるわけです。😆
同じことが視覚情報以外でも起こっていて、おそらく誰しもが、嗅覚や聴覚、触覚、味覚などさまざまな感覚で得た情報を一瞬で認識しています。意識していないだけで。
そして、五感だけでなく、気のバイブレーション🌀やそれ以外の何らかの次元🍥で起こっていることも総合的に一瞬で認識しているのだと思います。
こんなにさまざまなところから来るたくさんの情報は、直線的に進行する論理的「思考」を通じて分析するとすっごく時間がかかりますが、象徴的で無方向な「感覚」を通じて理解するのは一瞬です。
1秒よりもずっと短い、おそらく光よりも速いでしょう👀。
でも、「光よりも速い速度で感じたこと」は、大概じっくり頭で分析したことよりも、「結果的に自分にとって良い」ことであることが多く、また、「魂が喜ぶ」感じがするような気がします。
そして、考えたことよりも感じたことの方が、魂が喜ぶということを、実は誰しもがこころの奥ではわかっているのだと思います。
社会で生きていくためには、感じたことだけをブンブン振り回していては、うまくいかないこともあるでしょう。
ですから、「感じたこと」を上手に使うために、「考える」ことをここで利用するんです。
感じると考えるのバランスが大事ですね。
さて、ということで、本日のエクササイズです。
感じる力を取り戻すエクササイズ (2)
普段の生活の中で、私たちは、瞬間瞬間にさまざまなことを感じています。
思考が瞬間的に結論を出す前に、もっと瞬間的に感じているのです。
今回は、その瞬間に意識を向けてみましょう。
光より速い「一瞬」に意識を向ける
たとえば、今、「コーヒー飲もう」と思ったとします。
この「コーヒー飲もう」は、実は感じたことではなく、
感じたことの後に、自分が考えた「結論」です。
ですので、「コーヒー飲もう」と「思った」ら、
その前に何を感じたか思い出す、
という時間をとってください。
しかしここでの注意は、分析的にならないこと。
「コーヒーを飲もう」と思ったということは、うっすら眠かった可能性があるからして、眠かったということは体が疲れているということで、「疲れたな」って感じたんだ・・・
っていうのは、「感じたこと」ではなく、考えをたどって分析したことです。
「感じたこと」というのは、大抵、感覚的なことなので、言葉になっていません。
「感じたこと」が言葉に変換されるよりも早く、思考が「結論」を出しているのです。
100円入れたらオレンジジュース、50円入れたらコーヒー、
みたいな感じで、インプットがあったらほぼ自動的に出て来る結論もあります。
しかし、「感じたこと」は、まだあなたの中に残っています。
ですので、言葉で思い出そうとせず、どんな感覚だったか、
思い出そうとしてください。
重い感じだったでしょうか。
愉快な感じがあったでしょうか。
すーっとする感じでしたか。
下腹あたりがきゅーっとなる感じでしょうか。
胸が沸き立つような感覚ですか。
みぞおちに圧迫感があったでしょうか。
肩にぐっと力が入りましたか。
なんだか、からだが緩んだ感じでしょうか。
どんな感じだったか、その感覚が蘇ったら、ここでやっと、
その感覚を言葉に代えるなら、どうなるかやってみましょう。
「悲しい」に似た感じ
「怒り」に近い感じ
「人恋しい」感じ?
それとも、
「愛」でしょうか
「不安」でしょうか
あるいは、
「誰かに呼ばれている」感じ
とか
「何かを言わなければいけない」感じ
とか・・・
自分なりの表現で構いません。
どんな不可思議な組み合わせの言葉や文章になっても、
それがあなたにとってしっくりくることが大切です。
私たちの感覚が、無限の広がりを持つのに対し、言葉とは非常に限定されたものなのです。ですから、ピッタリの言葉を見つけるのが難しいこともあります。
言葉にした瞬間に、別ものになってしまうこともあるでしょう。
でも、言葉に代えてみる過程で、どうして「コーヒーを飲もう」という結論になったのか、何か気づきを得られるかもしれません。
そうすると、あなたの中にある、エネルギーのプログラムや思考のクセ、パターンにも気づくことができ、あなた自身を制限しているものから自分を解放できるかもしれません。
ということで、このエクササイズは、いつでも、どこでもできますので、
どんどんやってみてください。
そのうち、思い出そうとしなくても、一瞬で通り過ぎようとしたその感覚を、「ちょっと待って」と引き止めて、捕まえることができるようになってきます。
そうすると、感じてから、次にどうするか考えることができるようになります。
是非、やってみてください。
ではまた次回!
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