自分が急いでいるときなどに、ちょうどいい具合に抜かせないくらいの狭さの道で、前をのろのろ歩いている人がいると、つい・・・
「チンタラしてんなよ!このグズッ!」
とか心で思っている自分がいます。
私はヒーラーではありますけど、悟ってはいないので、こういうダークで口悪な部分が表出することは割とあります。
「このグズっ!」まで思っている自分にハッと気づき、「こんなことじゃぁ、いかんいかん。・・・でも、ま、心で思っただけで実際に言ったわけじゃないからいいか。」などと思うわけです。
でも、癒し系の本などには、「口に出して言うなんて言語道断。というか、心で思っても口に出したのと同じだから。」みたいなことが書かれていたりするので、「・・・思ってもダメだった。思ってもダメなんだ!」と反省するわけです。
じゃあ、「グズっ!」などと思いそうになったときに、その気持ちをぐっとこらえて、「このグズがっ!・・・な〜んてね♡」と思ってみたり、「この人が私の前を歩いているのも運命なのだから・・・」と自分を納得させてみたりすれば良いのでしょうか。
私はそうは思いません。がまんすると、ストレスが溜まって、「このグズ!」で済んでたものが、最悪体当たりしながら抜かすとかそういう風になることもあります。(・・・やったんか。)
癒し系の本にあるように心でも思わないようにするためには、原因を取り除かなければダメなのだと思います。「このグズ!」と思うにまで至らしめた原因。自分の内奥にある何か。
大体、「急ぐ」という心理自体が、何かに対する恐れから来ているとみることもできますよね。待ち合わせに遅刻したら失望される、嫌われる、怒られるなどなど。
隠れていて、別の仮面で現われているそういった恐れなどを癒していって、初めて、チンタラ前を歩く者がいても、自分もただその歩みに従って悠々自適な状態でおれるのだと思われ。
だから、恐れを癒している途中の間は、「このグズ!」とか、「どけ!ノロマがっ!」とか思ってしまっても自分を責めてはいけません。
そっと自分を癒しましょう。
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