最近、ヨガスタジオにはドロップインというサービスがあることがわかり、気が向いたときには運動不足と肥満解消のためにヨガに参加しています。
そんなおり、初めて参加したビギナーズ向けのヨガで出会ったインストラクターの発言に度肝を抜かれました。
大体、クラスが始まるとインストラクターの軽い挨拶や小話みたいなものがあるのですが、そこで、そのインストラクターが、
「今日は自分がふっくらした肉まんだと意識してやってみてください!」
と・・・。
人はその潜在意識にあるものを自ずから呼び寄せるという・・・。
「ふっくらした肉まんになれ」とは・・・。
あれから早1ヶ月。肉まんあっため器を使っても、1度たりとも満足のいくふっくら肉まんに仕上げられていない私へのメッセージなのだろうか。
いつだって適当にあっためている母が、オールウェイズふっくら肉まんなのに対し、私は適当にやってみても、きちんとやってみても、中途半端にパサついた肉まんにしか仕上げられないことへの悔しさと嫉妬心を手放せないでいるために、このインストラクターを引き寄せたのだろうか。
そんなことで、ギクリとしている私に気づくわけなく、インストラクターは早速レッスンスタート!
ビギナー向けの簡単なポーズから教えてくれているのですが、要所要所で・・・、
「はい!ふっくらした肉まんだと思って!残念な肉まんになっていませんか?ふっくらです!ふっくらさせて!ふっくらをキープしたまま・・・」
・・・残念な肉まん・・・
このあたしがいつも作ってしまうのは、そう、残念な肉まんに他ならない。
ふっくらをキープ・・・
キープできるもんなら、こっちだってやりたいワ!(マツコ風)
そんなモンモンとした気持ちを抱えつつ、またとあるポーズをとったとき。そう、それは手のひらを上向きにするポーズ。
「はい!手のひらを上にして!そうです!肉まんいかがですか?って感じで〜!」
・・・ここでもっ!
肉まんいかがですか〜・・・
ふっくら肉まんいかがですか〜・・・
・・・でも、どうせ私の手の上にあるのは、中途半端にパサついた肉まん・・・
・・・と、私が悲しい気持ちになりかけると、それを見抜いてか、インストラクターは、「残念な肉まんにならないように〜。ふっくらした肉まんに。内側からふっくらした・・・」
ええ。ええ。私の肉まんはふっくらしてませんとも。
結局、最後の最後まで、私たちをふっくらした肉まんに例えたインストラクター。
いいんですけど。個人的な問題なので。
でも、確かに自分がふっくらした肉まんだとイメージすると、自分のエネルギーが柔らかくふんわりしたいい感じになるのはわかりました。
実際の肉まんは、パッサパサにしかできないけど、せめて自分だけでも・・・。ふっくらした肉まんに・・・なれたらいいな・・・。
(哀愁)
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