2010/07/27

Go or Stay ?

私はドラクエ(ドラゴンクエストというロールプレイングゲーム)が好きで、昔は寝ずによくやっていました。
最近は、新作が出るたびに新しい機種を買わなければいけないような状態(な気がして)で、もうやっていません。

ふと思うと、私の人生もドラクエの勇者のようなものだと思いました。
ドラクエのゲームでは、勇者(主人公)に好きな名前がつけられます。勇者以外も命名できるときもあったような。。。遠い記憶。
自分の名前でもつけようものなら、「Tanziは毒におかされた」とかなって、「Tanziは死んだ」とか出るわけで、何気に悲しいものです。

そんな勇者も最初は、普通の家の息子で、なんらかの事情で、一人で旅に出ることになるわけです。最初は、布の服とひのきのぼうでおそろしい敵がたくさんいる世界に旅に出て、スライムなどの弱小な敵にも何度か殺されそうになったり、殺されたりします。
瀕死になって、薬草や魔法を覚えて回復させて・・・という繰り返しで、段々強くなって、お金も手に入りより良い武器や防具を手に入れられます。

そんなこんなしているうちに、旅の仲間が増えてきたりします。仲間たちは、自分の持っていない力を持つものたちが多く、武芸に秀でたもの、戦いの魔法に詳しいもの、ヒーリング能力に優れたものなどなどがいて、みんなで自分の得意技を駆使しながら、一人だとあっさり殺されるような相手と戦って勝利したりします。

旅の中では、お金では買うことのできない、誰かを助けなければもらえない剣や、おっそろしいダンジョンに飛び込まなければ手に入らない鎧なんかを手に入れる機会があります。

そこは、場合によっては「手に入れずに通過する」こともできるのかと思いますが、それを手に入れるために、智慧と勇気を使って立ち向かったり、持てる力を鍛えたりするおかげで、その後の最後の敵と戦うときに、最強の武器と最強の防具、自分も仲間も最強の状態(ステータス)で、あまり時間がかからずに立ち向かいにいくことができます。

途中を、「ま、いっか」的に通過して先を急いでも、結局は最後の敵などの手前で、スキルアップをするために足止めを食らうことになります。それでも瀕死になりながら戦うこともできますが、死ぬか生きるか、乗るかそるかの運任せの戦いになり、自分の力で勝利した、というよりも、敵がしょぼい技しか出して来なかったために勝ったという気分です。

それでも勝ったことは勝ったので同じではありますが、自信と達成感を得たというよりも、「あぶなかった〜」という気持ちが戦いの後にも多く残っていた気がします。。

人生もこんな風なもんだなぁ・・・と思いませんか?
私は思っちゃいました。

ドラクエに限らず、こういったゲームでは、最後の敵を倒して一見終わり風になるんですが、「引き続き次の世界へ行く」ことができるものもあります。
隠れ面、裏面だったり、っていうんですか?そんなようなやつです。

それまではとにかく先へ進むしかなかったストーリーも、一度1つのストーリーが終わりみたいになったあとでは、その先へ行くか、ここで止めるかの選択肢が与えられます。
私は当然先へ行きましたけど。(無類の戦い好き。いやいや、戦略家と言って欲しい。)

今私は、ある面では、この「1つのストーリーが終わった」段階へ来ているようです。このままいることもできるし、次の面へ行くこともできる。
どうしようかなぁと考えていましたが、次の面へ進むことにしました。その方がおもしろそうだからです。

「1つのストーリーが終わった」段階にカレコレ2年近く留まっていたのかもしれません。
ドラクエの選択は、1つのストーリーのエンドロールが終わったときにすぐ決めなければならないけれど、人生の選択はいつでも行うことができます。

やっぱ、こっちにしよ〜。ってなこともありです。
自分がどちらにするか決めたときに、もう一度選択すれば良いのです。

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