みなさん、こんにちは!
前回ご紹介したジョルジオ・アルマーニのリップの話から発展して、
メイク用品や洋服を選ぶときに知っておいてほしい
似合う色について、少しお話ししたいと思います。
題して、「赤を極める」でどうでしょうか。
大げさかな!
「赤をやや極める」でいきましょう!
さて、「誰にでも似合う赤」リップなどと称され、
それならば、と試してみると、似合うような、似合わないような。
ということ、ありませんか。
私はあります。
そういうのは、はっきり言って、
「似合ってない」
と判断してオッケーです。
そんなリップ着けてたら、
「微妙な感じの人」もしくは「垢抜けない人」
になってしまうので、やめた方が無難です。
最近では、
「イエベ(イエローベース)」「ブルベ(ブルーベース)」
というのは、聞いたことがある人は多くって、
自分はイエベであるとかブルベであるとかを参考にコスメを選んでいる人もいるようです。
さらに言ったら、
イエベでもスプリングであるとか、ブルベでもサマーであるとか、
そこまでご存知で選んでいらっしゃる方もいることでしょう。
(電車でそんな会話を耳にしたことがあります。)
自分のシーズンを知っている方は、
根気よく、自分に似合う色を探し、
それを身につけるようにしましょう。
それこそが自分を一番美しく見せてくれる色です。
イエベ、ブルベは知っているという方は、
イエベでも明るい鮮やかな色が似合うのか、鈍った、濁った色が似合うのか、
ブルベでもヴィヴィッドあるいはごく薄い繊細な色が似合うのか、グレイッシュなあるいはソフトな色が似合うのか、
それぞれ見極めると、より自分に似合う色が見つけられます。
たとえば、「赤」と一言でいってみても、
以下のように自分がどのシーズンなのかによって、
それぞれ違う「赤」を得意としています。
PCの色の再現によって、私のイメージしたのと違う色にみなさん見えているとアレなので、
解説しますと、
真ん中から左2つがイエローベース、右2つがブルーベースです。
イエローベースの2シーズンは、黄色を混ぜた赤であるのに対し、
ブルーベースの2シーズンは、青色を混ぜた赤です。
また、
右端のWinterと左端のSpringは、
「清色」といって、
ベースとなる黄色や青色以外には、
白または黒だけを純色(いわゆる原色の意味に近いかな)に混ぜただけの澄んだ色が似合うシーズン。
ちなみに、Winterは純色も得意な範疇に入ります。
ですので、「濁らないのが似合う」という点で一致しており、
赤もくすんだ感じのない鮮やかな感じの赤が似合います。
濁った赤をつけてしまうと、まさに「冴えない」感じになってしまいます。
真ん中のAutumnとSummerは、
濁色(純色に灰色を混ぜた色)が得意なシーズンです。
鮮やかすぎる赤をつけると、口が歩いてくる、口だけがやたら浮く、感じになり、
自分よりも口紅だけが目立つ、という状態になります。
ちなみに、
WinterやSpringの方は、今年流行った「くすみカラー」は不得意ですが、
AutumnやSummerは得意なので、
今年のコスメはAutumnやSummerにとっては、豊作の年でした。
シャネルが出してるみたいな真っ赤は、Winterが得意ですが、
少し黄みがかった赤もあるようであれば、Springの方にも似合いますね。
ちなみに、シャネルのイメージモデルのリリーローズはWinterではなく、
Summerじゃないかな・・・。
ということで、「誰にでも似合う赤」というのは、
実際にはどういうカラー配置で作られたのかはわかりませんが、
すべてのシーズンの真ん中を取っていると仮定すると、
どこのシーズンにとってもベストでない代わりに、
どこのシーズンでも完全に合わないとは言えない、
みたいな感じの色と言えます。
今回は、違いがわかりやすいように(それでも分かりにくくできあがってしまいましたが・・・)、各シーズンが得意な赤の中から一つだけ選びました。
上記のシーズンの色を選んだのに、しっくりこない場合は、
自分がよく見える状態に目が慣れてないか(笑→でも実際にある)
シーズンの中でもさらに得意なパートがあるので、
そちらに含まれる赤の方がより素敵に見える可能性があります。
私のホームページには、そのあたりは詳しく紹介していないので、
パーソナルカラーでググっていただければ、たくさん出てきますので、
参考にしてみてください。
ということで、赤をややご理解いただけたでしょうか。
赤というより、シーズンの話になってしまいましたが・・・。
最後に、リップの色を選ぶときの注意点をひとつ。
必ず自分の唇で試してみることが大事です。
「見たままの色に発色」という口紅も増えてきましたが、
それでも、体温でやっぱり色が変わったり、
マットかシアーかイリディセントかなどにより、
唇に乗せたときの光のあたり具合で、
色がそのままであっても印象が変わってしまうことがあります。
色はいいけど、ツヤツヤして似合わなかったとか、マットが重すぎたとか。
是非是非試して見てください。
お洋服も、ほぼ同様の理由で、試着必須です!
駆け足になりましたが、
ではまた次回!
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