2011/08/23

感情的に関わりをもたない、ということ


タッチフォーヘルスでは、ごく簡単な方法で感情の解放をするやり方や、トラウマのケア方法を学びます。

どうやらレベル1では今嫌だと思うことへの対応、レベル2では未来、レベル3では過去、という感じで学べるようです。

レベル1を学んだときに、「それでは試しに何かの感情を解放してみましょう!」ということで、一緒に習っていた方と、適当に嫌なことをみつくろって試してみました。

私はといえば、このところしばらく頭を悩ませていた人間関係の問題について試してみました。
この問題については、瞑想でも解消を取り組んでいたし、自己ヒーリングもしたし、なんやかんやと一応はやりましたが、なんというかいまいち癒しが訪れず、困っていました。とある人物ともう関わりを持ちたくない、なるべく距離をおきたい、という悩みでしたが、これがなっかなかうまくいかなかったんですね。やればやるほど近づいてくるみたいな(笑)

で、早速その問題でタッチフォーヘルスの感情の解放を試してみたところ、ほんの2〜3分で自分の中の何かがガラっと変わるのがわかりました。
頭の中で「もうこの件に関わるのを止めればいいんだ」という閃きがあり、すんなりその閃きに自分のエネルギー全体が従うことができたんです。

その閃きが訪れ、関わるのを止めると決めると、毎日毎日頭をよぎっていたその人のことがスッキリと頭から離れ、考えなくなっていることに気づきました。そして何より興味深かったのは、実際にはその人との関わりはなくなっておらず、感情の解放をする前と後でも会ったり話したりする機会の量は変化していないにもかかわらず、「気にならなく」なっていたんです。

以前は、話しかけられたりするたびに、いちいち相手にイライラしたり、つれない態度をとってしまったりという感じだったのですが、感情の解放の後では、普通に会話したり、むしろこちらから話しかけたりと、ふつーの人間関係を築くことができました。

いったい何が起こったのでしょうか。

詳しいメカニズムはわかりませんが、私が感じたのは、「止めたい」とか「関わりたくない」と思っていても、実際にそれらとの関係を続けているのは自分の方であった可能性が高い、ということです。
もちろん、私自身の意識下においては、避けても避けても近づいてくるのは相手の方であったりするのですが、無意識下においては、そんなふうに相手との架け橋を取り除かないでいたのは結局自分の方だったのではないかということです。一旦その架け橋をとってしまえば、エネルギー的にこちらの岸と向こう岸になるわけで、物理次元的には肩を寄せあう距離であったとしても、決して交わることのないものになれたようです。

うまく言えませんが、なんかそんな感じです。

関係を持つ、絶つ、ということには物理的/肉体的なことというよりも、感情的なことの要素の方が大きいのかなぁなどと思いました。往々にして、感情的な関わりを絶つために、物理的な距離をとって対応するみたいなところがありますが、物理的な距離を取れない場合でも、感情的な距離ができるだけで、十分解消されるようです。そういう意味では、感情的な距離がいつまでも作れないと物理的な距離をいくら作ってもダメ、ということも言えるのかもしれません。

不思議ですね。
簡単ですが非常に効果を感じられる実験でした。

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