2011/08/19

人に歴史あり


これまでのいろいろな自分超越体験を踏まえて考えると、やはり今の自分というのは「過去の積み重ねの産物」であると言えるのではないでしょうか。

毎度不快に感じたり、逃れたいと思うことに遭遇すると気づく自分の中にあるパターン。さらに、そのパターンを生み出している原因を探っていくと、小さい頃からの経験から創りだされた、ある種のオリジナル信念体系が見えてきます。

結局小さい頃って、体験したことなんてまだまだ少なく、どんなに大人ぶったって、ほんの数年の人間経験なわけですから、その少ない経験から編み出された、自分を守り発展させる術は、さまざまな経験を重ねて来た者(こちらも同じ自分なのですが)には、あまりにもへぼい術となっていたりします。

だけど、それを創りだした頃からその術を使いまくって習慣化して自分と一体化しているため、へぼいをへぼいと思わず使用していることが多々あるようです。

そうした使い古した信念体系を「こんなもん、使いものにならんのじゃ!」とバッサリ切り捨てることもできますが、最近そういう過去の自分の片鱗を見つけると、なんだか愛おしく、「アノ頃はこれが精一杯だったんだなぁ。がんばってたなぁ。」などと思ってしまいます。

そんなことを感じながら、ふとまわりを見渡すと、不器用にも自分なりのやり方で人生をサバイヴしてきたみんながいるわけで、そうなると、どんなに腹立たしいことをされても、小さい頃から今まで生きてきて必死で身につけた術なのだなぁ・・・とか思って、心の深い部分では相手を愛おしく思います。
・・・深い部分じゃないところでは、当然ムカつきますけど・・・(´△`)

どんなに不器用で、他人から見たら生きにくそうに見えても、本人がそう感じていなければ、ヒーリングした方が良いとは私は思いません。
自分が心地よく感じるオリジナルメソッドで今のいままで生き抜いてきているわけですから。

本人が、なんだか生きにくい、つらい、なんかもっといい感じになれそうなのに、と思ったとしたら、本人の中の深い部分で、別の自分の存在に気づいたということであり、そっちの自分の方に変わっていこうかなぁと思い始めたということなのかな、と思うので、そんな方にはヒーリングをオススメします。
もしかしたら、賢明にがんばっていた小さな頃の自分を誉めてあげて、認めてあげて、ありがとうと言って、過去を過去に戻してあげる時期がきたのかもしれません。

今の自分は、過去の自分の体験によって創りだされているもの。
悪いも、まずいも、キモイもなく、価値ある貴重な存在です。
そして、自分の力でサバイヴするパワーと智慧を持っている。
不器用でもブスでもいい。過去の自分を受け容れるということは、今のそのままの自分を受け容れるということにつながりそうですね。

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