2019/09/01

生命の躍動

みなさん、こんにちは!
9月に入っても蒸し暑さは続くものの、風はすでに秋めいているような。
もう夏とは違いますね。

先日「HOLISTIC」の最新号が届きました。
今回のテーマは「ホリスティック幸福論」。



物理的な幸せだけでなく、スピリチュアルな幸せについても語られています。

ヨガの瞑想を習っているときに、ヴェーダ(インドに伝わる聖典)における人生の4つの目的についても学びました。
その4つとは、

ダルマ 天命や使命
アルタ 富や繁栄
カーマ 欲望
モクシャ 解脱、自己受容

です。

物理的な幸せを思うときは、「アルタ」や「カーマ」の部分に偏っていることが多いのかもしれませんが、ヴェーダでは、現世的な物欲がダメとはいっておらず、その人その人の段階に合わせて欲求や4つの目的の理解が変わってくるもの、段々と質を高めていければいいよね、といっている・・・と理解しています。

人生において、困難なシーンに直面するとき、
私たちは、今まで当たり前に手に入れていた、あるいは、手に入れようと向かっていた方向を、
あきらめなくてはいけないことがあります。

そういうときに、ダルマやモクシャとアルタやカーマのバランスがとれることがあるような気がします。

今までと違う状態や状況を受け入れるのは、
それ自体がなかなか難しいですが、
過去の自分への執着心を片付け、
心を「今」に向けることで、
もともとずーっと一緒にいてくれた「幸せ」に気づけるのかもしれません。

受け入れるとは、今にいること。

幸せとは手に入れるものではなく、気づくもの。

喜びとは常に私たちを取り囲んでいる祝福のエネルギー。

貴重な人生を味わい深く生きる、
私はこんな考え方をしていますが、
今回のホリマガ(ホリスティクマガジン)にも、
非常に共感できる、そして感銘を受ける言葉がありましたので、ここにご紹介しますね。




人生の実力

この人とのおつきあいを通して、「人生の実力」の定義は「自分にとって不都合なことが起こった時、その中に自分が人間として、生きている証をみることができる力」であると思った。

中略

この人との出会いを通して、私の「人生の実力」の定義が変わった。「どのような状況におかれても、その状況を幸せと思える力」である。

最近、私の中でまた「人生の実力」の定義が少し変わった。新しい定義は、「自分にとって不都合なことが起こった時、その中に自分が人間として生きている証をみることができ、その中に感謝を見出すことができる力」である。


ホスピスケアから見える幸せのかたち
ー人生の実力との関係ー
柏木哲夫
「HOLISTIC」News Letter Vol.104


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