2011/03/15

あなたにこころのケアを

大震災から数日が経ちましたが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。
周囲のみなさま含め、ご無事でいらっしゃられることを祈るばかりです。

私の方は今日まで無事に過ごしています。

TVで被害状況や原発の状況、地震の警告などが流れるたびに、ドキドキしたり、胸が締め付けられるような思いをしています。
このブログを長らくお読みいただいているみなさまはご存知と思いますが、私は弱虫で、軟弱です。恐がりですし、すぐ不安になります。
無価値感や無力感を感じやすいです。そして完璧主義です(笑)

だけど、こういった心がバネになり、これまでいろいろなことを学んだりして、相変わらずではあるものの少しは成長できているかなぁ・・・、と思います。


クリアサイトのヒーラーたちは、この状況を愛と光で満たすべく、ヒーリングしています。

私もヒーラーの端くれですので、TVでの報道で自分がドキドキしたり、不安に感じたり、無力感を感じた分だけ、光のエネルギーを送り、お祈りしています。

東北の被災地の方々に比べ、関東の方々は被害状況が軽く済んでいる場合が多いため、ご自身のこころよりも、もっと過酷な状況下の方々を思い、感じている恐れや不安、悲しみを発散できずにいる方が多いのではないでしょうか。

私たちが感じた恐怖は、個々人においてもおそらくこれまでの中でも相当なものであり、癒し/ケアが必要なものです。

実際私も、11日当日は緊急避難などでアドレナリンが出っぱなしだったので、肉体やメンタルも緊張状態であまり疲れや不安定さを感じませんでした。ですが、急激なアドレナリンの放出のせいか、反動でその後体の震えが続き寒くなったあと、今度は全身が火照って熱っぽくなったりして、そして体も筋肉痛が出たりして、結構な反応が出ました。
これらは少し力が抜けてきているからこそ起こったことかもしれません。まだまだ油断ができない状況下におられる方は、緊張状態のままいらっしゃられるかもしれません。

こんな風になって、あまりにも自分がふがいなく思っていたのですが、つい先週から読み始めていた「白隠禅師―健康法と逸話」という本に、こころと体の両方に良い瞑想法が紹介されていますので、同じように少しこころも体も不安定に感じる方のためにも、今日はそれをご紹介したいと思います。

道具も何も必要ありません。続けていくと、肉体的不調の緩和やこころの不安定な状態を自然と一体になって生きているのだという、自分も大自然の一部なのだという、究極的な大安心の状態へ変化させていくと紹介されています。

私も先の記載した不調になった際に、これを行い、改善されました。
簡単な方法ですので、お時間があるときにみなさんやってみてください。

「白隠禅師―健康法と逸話」に紹介されているものを以下に簡単に記載します。

■内観の法
体のへそのまわりからへそした、脚、腰、足の裏に氣を満たしていく瞑想です。
丹田(下腹部)は武道などあらゆるものでも、元気の源とされ、氣をそこに静めることにより安心感と安定感が得られると言われます。

1)座っていても横になっていてもいいから、一度全身の力を抜くようにする。

2)次に、腰から下に力を入れるように脚を踏みそろえ、しばし呼吸。

3)少し氣が整ったな〜と思ったら、ゆっくりと息を吸い、少し止めて、ゆっくり吐き出す。吐き出すときに、体内に入った氣を下腹にぐーっと押し込む感じで吐きます。

4)そうすると、下腹に力が入った感じになるので、それを保つようにしながら続けて呼吸し、これを続けます。

5)あんまりうまくできないな〜と思う場合は、それでも構いませんので、吐く時に上半身の氣を足の裏、脚、腰、下腹にぎゅーっと押し込んでいくようにイメージすると少しやりやすくなるかもしれません。

6)次第に脚の方がポカポカしてきたりして、気がつくと眠ってしまっていたりします。

7)何回かこれを試すと段々気力が戻ってきて、短い時間の睡眠でも割とスッキリ目覚められます。


■軟酥(なんそ)の法
こちらは、自律神経を整えたいときに良さそうです。あとは、しばらくリラックスできてないな、と思うときにも。
アーユルベーダのシロダーラみたいなイメージかと思います。

1)頭の上に卵大の軟酥(なんそ)の秘薬の塊が乗っているとイメージする。

2)しばらくすると、それがバターのように溶けてきて、ポタリポタリと垂れてくる。(のをイメージする。)

3)軟酥(なんそ)の秘薬が溶けたものがポトポト頭の上からどんどん垂れてきて、全身のあらゆるところに染み込んでいくのをイメージする。
頭の上から足の方に垂れていくイメージを持つこと。
皮膚だけでなく、骨や内臓、細胞などすべてにジュワーっと染み込みながら次の場所へまたポタポタ垂れていくイメージを持つ。

4)最終的に足まで垂れていく。足まで垂れていった軟酥(なんそ)の秘薬はそこにどんどん溜まっていって、腰まですっかり浸ってしまうようにイメージする。

終わるとき少しぼんやりしちゃうと思いますので、しっかり下腹に力を入れて意識を頭に戻すようにしましょう。

私はこれをやると、すぐ寝てしまうので(すぐ寝てばっかりですけど)、いつも上の方までしか染みてない感じで嫌だったので、翌日は続きからやったりしました。
頭にいろいろな考えが浮かんでしまうときにもオススメです。

これをやって逆に疲れてもナンなので、できる範囲でやる程度でもやらないよりいいと思います。
本にはもっといろいろなことが書かれていますので、興味を持たれた方は後日読んでみてください。

あともうひとつ。
これは白隠の本とは関係ありませんが、メンタルのバランスをとる簡単な体操をお伝えします。
ブレインジムと言われるもので、脳の動きのバランスをとる体操がいろいろあります。
こういうパニックのような、強い不安や恐怖に出会うと、私たちは脳幹という部分が強く働くそうです。脳幹は原始的な生き残りの本能があるそうで、脳幹の働きが偏りすぎると「戦うか、逃げるか」というストレス状態に陥るといいます。

脳幹の働きのバランスをとることで、脳幹の機能をポジティブに働かせることができます。
とっても簡単ですので、ちょっと動揺してるかな、というときなどにもどうぞ。簡単なのでいつでもどこでもできます。
四六時中やりましょう。

■フックアップ
1)立っても座っててもいいので、片方の足をもう片方の足とクロスする。座っている場合は脚を組むのではなく、足首どおしをクロスするイメージ。

2)手の指と指を絡めてクロスし胸の前に回す。じゃんけんするときに、どれどれ〜?と探る時にやる形です。胸の前に回さずクロスして指を絡めるだけでもOKです。

3)このままの状態で舌を上あごにつける

4)目をつむり、しばし楽に呼吸する。肩に力が入らないように。
30秒〜1分。

5)手と足のクロスをほどき、両手の指と指を胸の前であわせる。
右の第2指と左の第2指、といった具合で。

6)目を閉じ30秒から1分間楽に呼吸する。

ブレインジムを考案したポールデニッソンによると、フックアップをすると、私たちは体の中心、核となる姿勢筋と生命維持に不可欠な臓器に注意を集中させることになり、また上あごに舌をつけることで中脳と脳幹をつなぐなどし、これにより、脳は整然とした状態になり、今起こっていることを考え、気づくことができ、前頭葉を活用することができるようにあるとのことです。

やり方の写真が掲載しているサイトを見つけましたので参考に。
こちら

無事であったものたちは、何もできないと思うよりもまずは自分のこころを整え氣力を蓄えることをしてはどうでしょうか。
そうすることにより、これからますます増えるであろうサポートを求める人たちへ備える第一歩になるのではないでしょうか。
いてもたってもいられないときは、小さなことでも気がついたことをやってみる。
まわりの人に思いやりの言葉をかけることからでも。

0 件のコメント:

コメントを投稿