2014/05/08

開かずの扉を開けて

みなさんはGWをどのように過ごされましたか?

私は一歩、また一歩と遅々なれど着実に・・・といった感じで、サロンMのネクストステージへ向けて進んでおりました。遅々なれど。

具体的にいうと掃除をしていたんですが。

みなさんの家にも、開かずの押し入れ的なところはありますか?古いものが入っているから整理した方が良いのはわかっているけど、なんとなくアンタッチャブルな感じで、長年放置しているところ。。。今回GWにそこに手を付けてみました。当初は、そこにまで手を入れるつもりではなかったのですが、行きがかり上やることになり・・・。
結果的には整理できてよかったのですが、昔のものを掘り出すと、なんか気分が滅入るってことないですか。私は結構あるので、それ故、アンタッチャブルになってしまうのかもしれません。
よくテレビドラマなどで、昔のもの、自分の子供の頃のものとか若い頃のものを、「懐かしいわね〜」などと言いながら笑顔で見ているというシーンがあったりしますが、私の場合は一切笑顔なし。心を無にして挑みます。
なぜなのかな、と考えてみたんですが、昔の自分を目の当たりにすると、今よりも若い頃の自分の傲慢さが痛くて寒い・・・という感じなのかもしれません。
昔は傲慢で今は傲慢じゃないというならまだしも、今も変わらずゴーマニズム宣言ですから、あんまり成長してないことを痛感するのですね。
こうなったら、傲慢さは一種の私の特徴や特技として位置づけて、それがなくては私ではないくらいの価値観にした方がいいのかもしれません。

そんな痛くて寒い思いをしながらの片付けでしたが、収穫もそれなりにありました。それは大学の頃に描いたイラスト日記が出てきたことです。存在をすっかり忘れていたので、スケッチブックが出てきたときに中をパラパラと確認したら、そのアートセンスの高さに「まさか、自分で描いたものではなかろう」と一瞬思ったほどでした。でも字や、手抜きして描いた人型が今と同じでしたので、自分で描いたものだとわかりました。

今の私からでは想像もできないセンスでのイラストで、まさに90年代カルチャーの影響を受けたポップアート作品、木場のアンディ・ウォーホル誕生、といっても過言ではない(過言)出来映えでしたね。
今は、そういう作風ではなくて、どちらかというとモネっぽい感じ。

いずれにせよ、当時は下手で煮ても焼いても食えないイラストだと思っていたようなものでも、時を経て客観的に見てみたら、結構良かった、私のアートセンスなかなかイケてた、自信を持っていいな、という発見があったのが、アンタッチャブルに手入れをして良かった点でした。

部屋もだいぶ整理できてきたので、サロンにみなさまをお呼びする準備も整いつつあります。

・・・あとはメニューなんですよねぇ。